オスカープロモーションを退社するタレントが続出

Blog

オスカープロモーションで何が?

芸能事務所の老舗、オスカープロモーション (wikiより) から所属タレントが続々と退社しているというのを日刊ゲンダイDigital などの芸能サイトが報じています。

堀田茜と紫吹淳も離脱…オスカー崩壊の裏に恐怖の社内改革(日刊ゲンダイDigital 8月9日)

オスカープロモーション(以下、オスカー)一体何が起こってるのでしょうか?

オスカープロモーションは老舗のモデル・タレントプロダクション

「日本国民的美少女コンテスト」を主催して数多くの国民的美少女を輩出してきた大手プロダクションです。後藤久美子(ゴクミ)のキャッチフレーズが「国民的美少女」という事から、第二のゴクミを生み出すため、そしておニャン子クラブに対抗するために1987年から開催されています。元々はモデル事務所でしたが、芸能界にも進出し、今では最大手の芸能プロダクションの一つになっています。

この騒動は前社長(現会長)から現社長の交代から始まった

報道でもあるとおり、創業者の現会長から新社長を迎えた時から始まっています。現会長の娘の婿が今では専務の社内改革として、徹底的なコストカットを始めたのがきっかけとなっています。2019年にそれにこれまで一代でオスカーを切り盛りしてきた現会長が引退したと同時に色んな所属タレントが退社・独立、または移籍をしたのは記憶に新しいと思います。(ここでは各タレントの名前を伝えたりするのが目的ではないのでできるだけ控えていきます カリスマ社長の引退に呼応した形になっています。そしてその後の会社役員達の人事で、徹底した経費や交際費の圧縮によってそのガバナンスを無くし始めました。

芸能事務所が加盟している支援団体、音事協や音制連が大きい影響

芸能や音楽、芸事を営んでいるプロダクション・事務所は大きく二つの支援団体に加盟してお互いの領域やモラルを保っています。今回の騒動については芸能プロダクションの多くが一般社団法人 音楽事業者協会(通称:音事協)や一般社団法人 音楽制作者連盟(通称:音制連)に加盟してお互い守りあって事業を営んでいます。この記事ではより芸能に近い「音事協」について書きます。詳しくはオフィシャルサイトで確認してもらいたいのですが、その主たる目的としては、「音楽事業及びその関連事業の向上ならびに近代化を図る目的で任意団体を設立したこと」としています、簡単に説明するなよって言われそうですが、要するに、著作権などの知的財産のあり方を守ったり、同じ生業を守るために、不法な移籍(契約を無視しマネージャー等がタレントを連れて条件向上と称して違う事務所に移る事など・・・)を監視し、糾弾し、もう二度と仕事をさせない。。。などを第三者的に見守っていくという団体です。2012年に一般社団法人になり、社会的な貢献をさらに加速させていくというのもこの協会の中のコミットメントになっています。

オスカーはこれらの支援団体に加盟していない

オスカーは芸能界の支援団体である「音事協」にも「音制連」加盟していません。と言う事は独自のしきたりで独自の運営をやっていると言うことです。芸能警察の役割をになっている音事協としてはオスカーにある意味ではオスカーに口だしや改善などのお世話をする必要がないので、今回の場合、マネジメントのモラルやガバナンスを失い始めたオスカーから抜け出してきたタレントやスタッフを「こっちの水は甘いゾーーー」と誘い水を撒かずに堂々と獲得できる(た)のです。事務所間の移籍には様々な事が動きます。通常、事務所間の移籍は芸能界では御法度です。イメージが下がるしお金も相当額動くし、それにマネジメント事務所のメリットがまるでありません。絶対にないとは言えませんが通常の話です。いくら大手のプロダクションでもバランスを崩すとタレントを無くしてしまいます。

徹底的なコストカットでマネージャーなどのモチベーション低下

マネージャーは現場以外の場所で様々な活動を日夜問わずやっています。交際費といえどタレントをマネジメントしたり売り込んだりするのはとても大事です。かくゆう私もマネージャー業を長くやっていました。大手のレコード会社の中のプロダクション、社員8人の小さな個人事務所、そして世界で活躍するバンドのマネージャーまで。そして個人事業でマネジメント事業をやりました。あ、これは上手く行かず立ちゆかなくなったので潰してしまいました。マネージャーというのは時間を管理するのだけがマネージャーではありません。仕事を作ったり、そのタレントのプロジェクトを担うにはとても存在していなければなりません。最悪、時間の管理くらいはタレントがやればいいんです。それより大事なのは下地作り、段取りが9割の仕事です。それによって交際費は少なからず必要になってきます。それはそのタレントの規模や立場などによりますが、現場に行くまで9割がその仕事をマネージャーが握っているというのは過言ではないでしょう。なので事前の打ち合わせがとても大事なんです。それを仕事を知らない人は「マネージャーは遊んでいる」「笑いながらふざけてる」と言う人もいるでしょう。現場やその仕事の特殊さを理解できない外部から入ってきた上に立つ人であるならもっとだと思います。その経費を圧縮するというのですから。それはスタッフのモチベーションが上がりません。実は、私も小さな事務所に勤めている時は相当自分で持ち出しました。もちろん自分で自分のために使った分は別として、仕事で打ち合わせしているコーヒー代から休みを取って行ったと称する「仕事」でも。日報まではなかったものの、週末で現場が無い時でも上司が出勤していればなぜか会社に行かざるを得ない雰囲気でしたし、夜も早く会社を出たら上司から何をしてるのかチェックみたいな電話があったり・・・ま、それは2000年代の旧い封建主義が残っていた時代の話で・・・それはいいとして、やっぱり現場スタッフのモチベーションがあるから色んな情報が入ってきたり、それが仕事に繋がったりするものなんですが、それを否とするこの21世紀の現代社会で起こっているのがとてもビックリしました。こんな社会では若いアンビションの高い人材が入ってきても続きません。辞めていく若者を見て・・・「最近の若いヤツは・・・」と言うのが関の山でしょう。

超閉鎖社会の芸能界

芸能関係で働く人、タレントやスタッフ、そしてメディアの人達まで。それはとてもガラパゴス化しているというか外の人との関わりはとても薄いんです。基本付き合うのはテレビの「取れる」「取ってる」人達に人が群がります。これは多分、50年以上変わらない姿ではないでしょうか?しかし、ITの力が大きくなりメディアのあり方も変わりました。ここに来てJ社の問題をメディアが取り上げるようになり、その姿は変わろうとしています。連盟会社が守り続けてきたメディアを独占し自社のタレントだけを世の中に出し、弱小で同じようなタイプのタレントは同じ並びでは絶対に出さないという仕事の仕方を昨今の報道で一般社会の人達も知ることが出来るようになりました。連合にも属さない一匹狼の大会社でさえ、秘密裏に出来る事が少なくなりました。人材の面でもこういう世界で働く人の功績を誰も認めず上にいる人達ばかりの功績になる芸能の世界を知れることになりました。

まとめ

テレビ局などのいわゆるオールドメディアは芸能界との強い繋がりによってその国内市場をお互いに大きくしてきましたが、ITの力によってそのしがらみの無いワールドクラスでなお新しいテクノロジーでテレビの訴求力以上の力を持ち始めました。タレントでなくても自分のチャンネルでその辺のタレント以上の訴求力を持てるようになりました。そして、それが収入にも繋がっています。「いい人材」はそちらに流れるに決まっています。何故かというと、その功績が認められやすいし、成長するのが見えやすいからです。人材の流出はそうだと思います。続けていくこともカッコいいですが、見切りを付けて新しい世界に飛び込むのはもっと賢いです。芸能界も大人の事情だけのものではなく、私たち一般人の「夢」である芸能界になってもらいたいです。

スポンサーリンク
Blog
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Please Share My Blog.
brave-blossomsをフォローする
White Islands

コメント

タイトルとURLをコピーしました