BTS(防弾少年団)のアメリカ進出大成功で変わるか?音楽ビジネス

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BTSのビジネスがアメリカで大成功!

BTS (방탄소년단) 'Dynamite' Official MV
Dynamite / BTS

皆さんもご承知の通り、韓国のアイドルグループ”BTS”(防弾少年団)がアメリカで大成功しています。米・ビルボードチャートでは3枚の作品が1位を獲得しました。そして今週もシングルチャートHOT100に”Dynamite”が1位に返り咲きました。これは、初登場から少しづつランキングを下げていましたが、リミックス盤のリリースで持ち上がったのでは?と思います。彼らの活躍とは裏腹に日本ではあまり知らない層にはネガティヴなイメージしかありませんが、彼らのアメリカのヒットはホンモノです。どこかのメディアで「坂本 九以来のアジア勢の1位!」とかあくまで日本の次みたいな報道がされていましたが、正直そんなレベルではありません。アメリカのCNNが伝えた事によると・・・

“Last year, BTS became only the third group in 50 years — after The Beatles and The Monkees — to have three number one albums on the Billboard 200 charts in less than 12 months, and the band’s success has helpedBig Hit carve out a lucrative empire. CNN Business (2020.09.28配信)

要約昨年、BTSはビートルズとモンキーズに次ぐ50年で3番目のグループになり、12か月足らずでビルボード200チャートに3枚のナンバーワンアルバムを発表しました。バンドの成功により、ビッグヒットは儲かる帝国を切り開くことができました。

こういう報道は普通なのですが、私はアンダーラインを引いた部分に着目しました。

Big Hit Entertainmentの株式上場で音楽ビジネスの新しいスキーム

さて、Big Hit carve out a lucrative empire.というキャプションにどうして惹かれたのでしょうか?これは、テキストが”Big Hit Entertainment”と”Big Hit”がライムになってる。

・・・からではありません(笑)

韓国のBTS所属事務所IPO、860億円規模に-応募殺到で人気反映 (Bloomberg日本版)

新規株式公開は約9626億ウォン(約860億円)規模となった。Big Hit EntertainmentはBTSの大ブレークでIPO条件を軽く上限の価格で満たし、韓国過去3年間で最大の株式上場をする。上場日は10月15日、個人投資家は来月上旬から応募できる。としています。

BTSの事務所(レーベル)であるBig Hit Entertainmentは上場する事で当然ファンからの投資をイメージしています。私はこの事務所運営がとても新しいと思っています。日本でも上場しているプロダクションはあります。これはあくまで公共公益性を訴えたり、会社としてのアドレスの一部だという事だと思いますが、Big Hit Entertainmentは収益の97%がBTSによるもので、これはある意味BTSというアーティストのステークホルダー(ファン)から公に投資として支えて貰い、総合エンターティメントが国内、そして国際的な経済の一員として活躍し、ファンは投資家として永らく複利などで支えて行く。という事だと思います。

ファンクラブや有料サイトなどで活動資金を稼ぐ日本のアーティスト

INGLEWOOD, CALIFORNIA – DECEMBER 06: (EDITORIAL USE ONLY. NO COMMERCIAL USE.) Fans watch BTS perform onstage during 102.7 KIIS FM’s Jingle Ball 2019 Presented by Capital One at the Forum on December 6, 2019 in Los Angeles, California. (Photo by Jeff Kravitz/FilmMagic for iHeartMedia) Bloombergより転載

そして、日本はといえば、ライブの優先チケット販売へ誘導するためにファンクラブを運営し、ファンを囲い込む方法を取ってるところが殆どだと思います。「ライブでいい席を取るにはファンクラブでしか買えない」としています。そして、おおよそが定着してきましたが、サブスク制音楽配信サイト優先というより、相変わらずCDをどれだけ売り上げられるか?で競争しています。かのアメリカではアナログ盤のセールスがCDセールスを上回っている状態が続いています。サブスクで入ってくる印税よりCDの単価の方が高いのでそっちより目の前のこっちになっている状態だと思います。日本人の特徴として、アーティストにまつわるグッズを持ちたがるんですが、それがターゲットとなり事務所やレコード会社の売り上げになっていくのですが、アーティストは会社化し、ファンをファンクラブとして物を言わせない、言わせさせないファンクラブとして運営するより、株を売ってステークホルダー化し資金を調達する代わりに色んな福利(特典)で物を言うファンとして運営してみるのはどうでしょう?規模感もあると思いますが潤沢な資金を調達して運営をもっとビジネスライクに考えていく。そんな運営の仕方もあるのでは?と思っています。

まとめ

CNNは、パンデミックによりライブイベントなどのキャンセルが相次ぎ、この熱すぎる会社の株式は利益の97%をBTSに支えられているのは今後はどうなんだろ?と疑問を呈しています。逆に、Big Hitは新しいサービスの提供でオンラインのイベント等も出来る様になった、収益はかならず出せるとしています。

BTSの楽曲を改めて聴いてみましたが、アメリカで成功したアルバムは本当に素晴らしい出来でした。世界で通用するクオリティーだと思いました。英語もとても流ちょうで。厳しいアメリカでのチャートインはアジア人、極東に住む日本とか韓国にはなかなか難しいことだと思います。日本人は1963年に坂本 九さん以来だれも到達していません。これから日本もそのマーケットをどんどん海外へ向けていかないと飽和し尽くしてるアーティスト群から秀でる事はできません。もっともっと海外マーケットを意識した活動が必要なんだと思います。ビジュアル系ETF、地下アイドル系ETFとかアニメETFとか・・・そのうち出てくるといいな。でも世間の動向とはかなり反発するからETFとかっていうのかな???(笑)

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10月16日アップデート

10月15日(現地時間10月14日)にビルボード・ミュージック・アワードが開催されBTSが4年連続で「トップ・ソーシャル・アーティスト賞」を受賞。今年もそのステージに登場しました。

BTSが「Dynamite」の圧巻パフォーマンスでカリスマ性をアピール (ビルボード・ジャパン)

同時に韓国本国ではマネジメントであるBig Hit Entertainmentが韓国の株式市場に上場し、時価総額が1兆円規模になり、IPO株ではここ3年間の中で最高でした。

BTS所属事務所、上場2日目は株価下落-初日は時価総額1兆円超も (Bloombergジャパン)

ストップ高になっても買い注文が止まらないというちょっとしたパニック状態だったという事です。

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