Spice Girls再考

Music

なにをいまさらスパイスガールズ??なんだろ?

スパイスガールズなのであります。彼女達を知っていますか?

Ginger, Sporty, Posh, Scary, Baby, 5人のスパイスによるイギリス出身のアイドルグループです。彼女達は、The Stageという音楽雑誌のオーディションで集められたグループなんですが、この5人が他に変わりはいないという位のマッチングの良さですね。スパイスガールズは1996年に”Wannabe”という曲でセンセーショナルにデビューしました。1996年というのは僕に取っても記念すべき年で、それまで勤めていたとある音楽業界でも大きなレコード会社を辞めて、イギリスに移った年でもありました。そんな時期にとても話題になったガールズグループです。韓国や、我が日本、そしてアメリカのアイドル事情にとても貢献したグループです。そして、彼女達の登場で世界中の女性の立ち位置が向上したのは間違いありません。多様性を訴える鏡だったと思います。国連でも彼女達の活動が取り上げられたくらいです。

St. Pancras Hotelが舞台になっています。ここはご存じな方もいらっしゃると思いますが、St. Pncras HotelはロンドンのKings Cross駅と同じ場所にあるBritish Rail(日本で言うとJR)の駅でKings Cross駅はハリーポッターの学校に通じているホテルとして有名になりました。この当時のSt. Pncras/Kings Cross駅は麻薬中毒者、プッシャーの巣窟で観光客であれば、近寄ってはいけない場所の一つでした。映画の影響で最もロンドンらしい観光地になってしまったようですね。余談ですが、僕はこのKings Cross駅のすぐ近く、架線下にガレージ街(車の修理工場群)がありここもそんなに治安は良くないのですが、トルコ人が経営する修理工場でアルバイトしていました。

2007年、2012年そして2018年に再結成をしている。

2001年に惜しくも解散をしてしまったスパイスガールズでしたが、これまでに3度再結成しています。僕的に言うと、2018年の再結成が一番綺麗だったというか本当の意味での再結成ではなかったかと思いました。尚、現在も公式ページがあり、25周年のキャンペーンが張ってありますが、これは去年が25周年と言う事なんでしょうかね?トップぺージに出てくるレゴのポップアップには©2022になってますね。ちょっとよく解りません。

SPICE GIRLS Official Site

2018年に発表された再結成ツアーはさすがに胸が騒ぎました。おばちゃんになった彼女達が観られるのはとても楽しみでしたね。公式発表を観たときには本当に嬉しかったです。
2012年、ロンドンオリンピックの閉会式の時の模様です。

ロンドンタクシーに乗って登場するのは本当にスパイスガールズらしいですね。キャブの中のカメラもアップされてるので探してみて下さいね。

スパイスガールズはバラード、メロー系が泣ける

“2 become 1″はアルバム収録はなく、シングル、特にこの後に3年連続でクリスマスシーズン向けの曲を発表するんですが、この曲はその先がけとなる曲です。僕はこの曲を聴いてBaby Spice,エマ・バントンが大好きになってしまいました。見た目の好みでいうとSports Spice, Mel.Cなのですが、声というか良く言う「天使の囁き」に聞こえてしまいました。この後にリリースされる”Too Much”, “Viva Forever”ではさらにやられてしまいました。
この曲は、まるでシンプリーレッドか?!というくらいオシャレでメローなアレンジになってます。2 become 1というタイトル通り、二人が一つになるストーリーなんですが、歌い出しの”Candle light and soul forever“でやられます。「灯したキャンドルライトと永遠の魂」という文学的な歌詞。キャンドルライトには終わりがあり、そして魂には終わりがない。と言う事ですよね。こういう表現大好きなんです。愛されたくないと思っていた自分が、だんだんとその気になり最後には一つになるというストーリーを耳元でささやくように表現してくれてます。あんなにおてんば娘の5人からヘッドホンでささやかれる・・・というのはとてもギャップがあり、暖かい愛を感じてしまいます。

ついでに、Mel.Cの40歳(2014年1月11日開催/誕生日は1月12日)のライブにエマが飛び入りして、”2 become 1”を歌ったときの模様がMel.Cのオフィシャルチャンネルにアップされていたので上げておきますね。これもいいライブです。エマのマイクを持つ手に少々エイジングを感じます。でも二人の涙に歌に涙します。場所はロンドンのシェファーズ・ブッシュ・エンパイアだそうです。このヴェニューもかなりお世話になりました。ブライアン・セッツァーオーケストラやらシェリル・クロウとかたくさん観ましたね。

“Mama” はファーストアルバムからのシングルカット曲。僕は男なので母親vs娘の対決はよく解りませんが、僕は母子家庭で育ったのでこの曲の意味がよく理解出来ます。特に、1番ヴァースの”彼女(母親)はただの私の敵で、絶対に自由にさせてくれなかった”(これもエマからの歌い出しです)〜”私は彼女が今までに無いような友達になるとは思わなかった”⇒プリコーラスで、”ママ、どうしていつも私を理解出来ないの?と思っていたけど、今はあなたの瞳をみてると、全ては私のための愛だったのね” そして、サビで、”ママ愛してるよ、私が守るよ、ママ、ママは友達だよ”と、オトナになってみて始めて解る親の愛情ってありますよね。子供が何をするにでも否定するのは親の仕事。若いときにはそれが解らない。多分、そうとうケンカもしたし、なじったり、下手したら親に”死ね!”ぐらい言ってしまったかも知れませんね。そういう事を思うと今更ながらあの時もう少し違う言い方無かったのかな?とか反省する物です。そして親になった自分も子供に対して同じ事をやりますね。こういう親子の関係、特に思春期の子供は絶対通らないといけない道ですよね。なんかそういうのが音楽を通して、しかも日本語ではない曲なのに、涙が出るのはどうしてですかね?

エマのソロワークも素晴らしかった!

エマ・バントン(Emma Bunton)として2001年(Spice Girls解散後すぐのリリースだったと思います。当時、イギリスに、今のオンデマンドみたいなテレビサービスがあり、電話でリクエストをするとそのMVが30分後くらい(混み具合によります)に流れると言う物でしたが、そうとうリクエストしたと思います。

イギリス人のパターンですが、イギリスを制し、海外を制し、ソロワークはアメリカへ・・・というながれそのままですが、ロードムービー仕立てのMVですね。カントリー風なギターリフ、メロディアスなエマの美しい声。風景にとてもマッチしています。ま、最後の男を助手席から蹴り落としてその車で去って行くと言う結末はどうかとおもいますが・・・苦笑。アルバム ”A Girl Like Me”から1曲目、”What took you so long”です。サブスクでも聴けるので是非聴いて下さい。

まとめ

このブログで全てを網羅しようかな?と思ったのですが、途轍もなく時間がかかるので後は各曲個別でいつか紹介したいと思います。日本ではファーストアルバムが100万枚売れたようですが、こういう外国人らしい個性の強い、オトナのグループは日本のアイドル畑にはあまり馴染まず、そこまで人気が無かったのかも知れませんが、西欧諸国では相当人気がありました。幼稚園児から老人まで聴いていました。
かくいう僕の青春は遅くて、社会人を5年間経験して、どうしても留学がしたくて大企業に勤めていたのですが、留学、当時のブリットポップの御寿をどうしても受けたくて全てを捨てて渡英しました。1996年〜2001年までの5年間が僕の一番の青春だったのではないでしょうか?なので遊びましたし、勉強もたくさんしましたし、旅行もしました。濃厚な5年間をイギリスで過ごしました。なので、この頃の音楽、ブリットポップではないのですが、スパイスガールズは渡英した年にデビューして、日本に戻ったときに解散した、まるで僕の青春を映してるかのようなグループです。ま、当時のUKポップチャートに毎週何曲も彼女達の曲が入っていてつまらないと思ったときもありましたし、大学でスパイスガールズのレポートを書いたときにクラスメイトから鼻で笑われた事もありました。でもウエンブリーのライブにも行きましたし、フェスでも観ました。大人になってこんなに僕の心をざわつかせたアイドルはかつていませんでした。オトナになってからの青春の彼女達です。

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